起業、投資、ベンチャーファイナンスに関するコラム
結局起業って何歳でするの?
So What? 2015第2弾
意味合いを深く考えるのは一旦置いて、面白そうな数値があったらとりあえずいじってみようという趣旨でやっております。今日の数字は「42.1歳」です。
起業というと、若くして大成功した天才の名前がどうしても多く浮かびます。が、成功と年齢の関係といった難しい話はさておき、単純な事実としては、国内での起業の平均年齢は42.1歳のようです。
この水準は1990年以降ほとんど変わっていません。20年間で2歳~3歳ほど上昇してますが、日本人の平均年齢自体も上昇していることを考えると、人生における起業の時期、というのは、実質ほぼ横ばいと考えてよさそうです。
さらに、次のデータを見ると、起業する人の7割は30代か40代と推察されます。これに対して、20代の起業家は、8%程度しかいません。若年層は人口が少ないのも事実ですが、それでも生産年齢人口の2割は20代ですから、20代の起業はやはり少ないといえそうです。
もちろん、30代、40代で起業する人が多いからといって、成功する確率が高いのかどうかは分かりません。しかし、少なくとも、「40代になってしまったらもう起業なんて無理」ということはなさそうです。起業する人の3割は40代なのですから。
私自身36歳の時に独立しましたが、そのときは「ああもういいおっさんなのに大丈夫かな?」という心配でしたが、おっさんだからできるMiddle Aged Start の良さもあると信じております。